76 磁石の両極を活用した「色」のマッチング教材
百円均一のお店で売っている磁石を、同じ色の枠にはめこんでいく教材です。『Ⅱ見分ける学習の教材』として使うことを想定しています。サイズとしてはA4大で、A3大のMDF板(中密度繊維版)を半分に切って使用しています。
一見すると特に特徴のない教材に見えますが、この教材は実物を触ってみることで「あれ?」と子供が小首をかしげるようにできています。同じ色の枠には磁石が貼りつくけれど、異なる色の枠には絶対に入らないのです。「失敗することのない」教材になっています。そうするために、磁石の中身を一回取り外し、S極とN極を逆転させるということを行っています。次回、作成法を詳しく紹介します。
色の学習の中でこの教材を使うのは、㉔「カラーコーン重ね」の次くらいのステップになります。同じ色を一か所に積み重ねていく「カラーコーン重ね」とこの教材だと、こちらの難易度の方が高いです。ただ、手指の操作といった理由で、こちらの方がやりやすいという子供もいることでしょう。一人一人、違ってきます。
(本校特別支援教育コーディネーター)
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