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教材紹介㉓「色と形以外のマトリクス」

今回紹介するのは、②で紹介した二次元属性分類(マトリクス)のバリエーションとなります。『Ⅲ言葉やイメージを広げていく際の教材』『Ⅳ文字や数を身につける際の教材』として使うことを想定しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「重さ」「数量」「大きさ」「硬さ」「季節」「種類」など星の数ほども属性がある中で、多くの子どもにとって最も気づきやすいのが『色』と『形』であるのは②で紹介しました。マトリクス(二重分類)という教材は特定の2つの属性を組み合わせて表を作っていくものになります。ですので、取り扱うのは色と形だけではありません。例えば、ということでここで紹介しているのは「名詞×動詞」「色×大きさ」「形×数量」「種類×陸海空」となります。これらの組み合わせは、ほとんど限りがありません。

子どもたちはこうやっていくつもの属性を組み合わせ(総合)、あるいは「りんご」といった具体的なものから『あか』『まる』『くだもの』といった属性を抜き出し(分析)、考えを深めていきます。「数量」などは子どもにとって特に気づきにくい属性であるため、色、形、大きさ、高さ、長さ、多さなど、比較的気づきやすい属性から取り扱う練習をしていきます。

(本校特別支援教育コーディネーター)