102 数字の種類はいくつある?
数字は身近なものですが、「実はそうだったの?」ということも多い不思議なものです。今回は、その数字の種類について紹介していきます。およそ算数科の内容、『Ⅳ文字や数を身につける際の教材』にかかってきます。
数字の数、と述べましたが、これは我々が普段よく目にする算用数字、アラビア数字のことです。子供の場合、数は無限にあるのだから、数字も無限にある…という感覚で数字を捉えていることがあるようです。しかし実際には、数字は0123456789の『10』種類しかありません。
「その『10』は数字じゃないのか?」という子供の声も聞こえてきそうなのですが、これはあくまで「1」と「0」の2つの数字を配列することによって、十の位が1つ、一の位が「ない」ということを表しているというものです(位取り記数法)。
この辺の理解が確実でないと、「0」を「じゅう」と読むようなことが起きてくるようです
ですので、数字をどのように表記するか?ということも大事になってきます。
中央に持ってくるのか? 右によせるのか? カレンダーの日付など2桁以上の数量をどう表すか? 一枚のカードにおさめるのか、あるいは個々の数字の組み合わせで表すのか?
ささやかなことですが、それらの積み重ねが、子供の数概念の形成に影響してくるようです。