90 絵の不合理、文の不合理
今回紹介するのは、物事を説明する力を高めていくための教材です。『Ⅲ言葉やイメージを広げていく際の教材』『Ⅳ文字や数を身につける際の教材』となります。昨今は「主体的・対話的で深い学び」が問われていますが、そこにおいて重要なのは、「どうしてそう思うの?」「つまりどういうこと?」「他にはどういうことがある?」といった発問になってくるのでしょう。教員が説明するだけ、動画を視聴するだけでは、なかなか理解は進んでいきません。教員とのやり取りの中で、子供自身が言葉で物事をまとめていきます。
とはいえ、子供は最初から上手に物事を説明できるわけではありません。そこで、このように「ここが違う!」など説明しやすい教材を用意し、スモールステップで学習を進めていきます。
これらの教材は「間違っているもの」「正しいもの」それぞれに文と絵がセットになっていて、『正しいものを選ぶ』『見るなり、聞くなりして正しいかどうかを答える』『間違っているのであれば、何が間違っているのかを説明する』といった学習を行っていきます。
学習のステップとしては、
A絵を見て、正誤を判断する
B教員が言ったのを耳で聞いて、正誤を判断する
C文を読んで意味を取り、正誤を判断する
という順で難しくなっていきます。文から意味を取るのが難しいようであれば言葉を添え、言葉で分かるのが難しいようであれば絵を見せていきます。どこまでも子供の力に合わせていきます。
(本校特別支援教育コーディネーター)