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93 一対一対応(数の基数性) その3

前回紹介した一対一対応からのステップですが、身体の動き、特に手の使い方が苦手だと具体物を操作する経験も不足しがちです。具体物の量を比べたり、取り出したりといった学習が十分でないままに数字の学習を進めていくと、どういうことになるでしょうか。

たとえば、ということで以下のような課題が難しくなりがちです。

 

 

 

 

 

 

「12の大きさはこのぐらい。では20の大きさはどのくらい?」

で20の大きさの丸を書いてもらいます。この場合、書くことの難しさから課題に取り組みにくいことがあります。そんなときには以下のような課題もあります。

「『8』はどのへん?」

 

 

 

 

 

 

これらの課題は、加減算をサクサクとこなしているようにみえる子供であっても、意外と難しいことがあります。数字の背景にある、量の感覚が十分に身についていないためです。具体物を使うような課題はとっくにクリアしている…と思いつつも、少しだけ振り返ってみて、具体物同士の「どっちが多い」の比較、「『4』と〇〇〇」「『5』とグループの友だちの数」といった数字と数量の比較なども復習してみてはどうでしょうか。

 (本校特別支援学校コーディネーター)