111文字入力装置の改良
⑫「トーキングエイドライト」でも紹介した文字入力装置です。今回は、それらの機器を使っていく際の工夫を紹介します。『Ⅳ文字や数を身につける際の教材』として考えています。
文字入力装置は、身体が動かしにくい本校の子供たちにとって、非常に重要な教材教具となります。一方では当然ながら文字を入力するためには文字の読みに熟達していることが必要で、「文字を打ってみたい、でも打ち間違えるのはしたくない」といった子供たちにとって、ハードルの高いものになっていました。
そこで、文字入力装置のカバーをはがし、サイズを合わせてラミネイト加工した50音表(「53文字を読み上げるカード その1」で紹介したもの)を挟み込んだのが以下の教材です。
こうすることで、どのボタンを押すとどの音が出るのか、文字だけでなく絵によっても判断することができます。このようにすることで、各文字の読みがまだうろおぼえの子供も、どんどんと文を作っています。
このような加工をするにはタブレット端末とアプリではなかなか難しく、「トーキングエイドライト」「ペチャラ」といった、専用の文字入力装置が活躍しています。
(本校特別支援教育コーディネーター)