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2020年11月の記事一覧

101 二語文の総合と分析の課題 その2(人物と動作)

同じ二語文であっても、「色と形」という組み合わせは、子供にとって比較的気づきやすい組み合わせになります。今回は、それよりももう少しだけ難しい、「人物と動作」の組み合わせの二語文の教材を紹介していきます。『Ⅲ言葉やイメージを広げていく際の教材』として想定しています。

 

 

 

 

 

 

教材の作り方としては99と同様で、板目表紙を素材としています。上の方の絵は顔の部分が切り抜かれており、下の絵が見えるようになっています。上の絵、下の絵を交換することで「人物と動作」の組み合わせの絵を作っていきます。

 

 

 

 

 

 

使い方も前回同様です。「男の子が手を洗う」を作るといった「総合」の学習。「この絵はだれ?」「何をしているの?」といった「分析」の学習といったことを通し、頭の中を整理し、言葉の力を高めていきます。

 

二語文には、他にも様々なものがあります。「おおきい らいおん」「ゆっくり あるく」「かんせいな じゅうたくち」。それらのなかで前回、今回取り上げた「色と形」「人物と動作」のように、子供によってわかりやすいものから徐々に学習を進めていきます。二語文の学習は他にも様々なやり方があり、例えば②で紹介したマトリクスのように、色や形といった属性を組み合わせて表を作る、といったものもあります。

(本校特別支援教育コーディネーター)